| 【私がはじめて行った一般質問の文章です。 原文のまま記載させて頂きます!!】
教育における我が国の現状は、昭和50年代の中頃から、核家族化や都市化の進展を背景としつつ、社会連帯意識の喪失、教育力の低下等が進みました。また他方で第二次ベビーブームによる過大規模校の増加や受験戦争の低年齢化が進み、児童生徒の教育環境が悪化しました。たとえば「個」と「公」の倫理観に乏しい人たちの増加によるモラルの低下や、急激な都市化・過疎化により子供たちと地域社会の連帯感が希薄になってきていることから、「いじめ」や「不登校」「校内暴力」「学級崩壊」などの教育現場での深刻な問題が起こり、それらの青少年問題が社会問題となっています。
昨今、新聞紙上をにぎわせている日本の子供たちの学力低下、そのことによって、ゆとり教育の見直しの世論が高まり、ある新聞社が実施した世論調査によると現行の学習指導要領が掲げるゆとり教育について、約75%が「見直すべき」という結果でありました。OECD(経済協力開発機構)の第2回国際学習到達度調査で、日本の高校1年生が文章を読み、論理的に考え、内容を理解し、社会生活に生かす応用力が急低下している実態が浮かび上がりました。前回の調査より日本の下げ幅は参加国中最大で、中山文部科学大臣は「日本の学力が低下傾向にある事実をはっきりと認識すべきだ。危機感、切実感を持つべきだ」と厳しい現状認識を示しております。
また、不登校の問題も、文部科学省の調査によりますと、国公私立の小・中学校で平成13年度に不登校を理由として30日以上欠席した児童・生徒数は、小学生2万6,511人、中学生11万2,211人の合計13万8,722人にもなり、これを全体の児童・生徒数の割合で見ますと、小学校では275人に1人、0.36%、中学生では36人に1人、2.81%で、小・中学校の合計では、全児童・生徒数の約1.2%を占めています。また、全国公立小・中学校中、不登校児童・生徒が在籍する学校の割合は、平成3年度は約39.3%であったのが、平成13年度は57.6%となっており、半数以上の学校に不登校児童・生徒が在籍しているという状況になっています。また、同時に1校当りの平均不登校児童・生徒数も平成3年度は約4.8人であったのが、平成13年度には約7.0人増加しており、学年別に見ますと、学年が上がるにつれて増加し、特に小学校6年生から中学校1年生、中学校1年生から2年生の間で大きく増加したとのことであります。また、少年犯罪も、多発しており、14歳未満の少年による事件についても凶悪化の一途をたどっており、昨年1年間に殺人や強盗など凶悪犯罪で補導された少年は前年比3.3%増の219人で、16年ぶりに200人を超えた2003年をさらに上回っております。マスコミなどで、「人は死んでも生き返る」「万引きは犯罪とは思わない」等と思っている子供たちが多くいることに衝撃を受けられた方も多かったのではないでしょうか。
このままで日本の教育は大丈夫なのでしょうか。こういった心配は寒川の住民の中においても同じなのではないかと思うところであります。このような状況の中で、多くの子供たちが自身を失っており、日本の子供たち70%以上が自信を失っているということであります。ちなみにアメリカで約40%、お隣韓国で30%、中国で15%という結果で、我が国日本の多くの子供たちが著しく高い割合で自信を失っており、自信を回復させる意味でも、私たち大人がしっかりと学力や体力、そして知識をつけさせてやることが急務であると考えます。国会においても、与野党の壁を越えて議員の方々がこのような現状に危機感を感じ、現状のゆとり教育による学力の低下や学校の教室に規律が無いこと、自分の国に誇りを持てない歴史教育の見直しなどの議論が活発になっています。
画一化による行き過ぎた平等主義や、考える力の低下など変化する社会にそぐあわない教育が改めて問いただされる時期が来ているのではないかと言えるのではないでしょうか。
寒川町においても、教育を取り巻く環境には様々な課題を抱えてることと思いますが、どのように取り組みを行っているか質問をさせていただきます。
一つ目は、学力の低下についてであります。日本の子供たちの学力が低下していることについて、教育委員会ではどのような認識をされ、対策を講じているかお聞きします。また、寒川の児童・生徒の学習状況調査は実施されているのでしょうか、お聞きします。
二つ目は、不登校児童・生徒についてでありますが、寒川でも不登校児童・生徒が多いと聞いていますが、実際寒川ではどのくらいの不登校児童・生徒がいるのかお聞かせください。また、その原因と対策をお聞かせください。
三つ目は、心の教育、道徳教育についてであります。先ほども述べたとおり、少年犯罪は低年齢化し、「人は死んでも生き返る」、「万引きは犯罪とは思わない」といった子供たちが多くいることに私は大変驚くと同時に、改めて心の教育・道徳教育をしっかりとする必要があると考えます。町長の施政方針にも豊な心の育成に取り組むとありますが、どのような取り組みをされているかお聞かせください。
四つ目は教師の資質の向上についてであります。何よりも今まで述べたような現状を克服するにあたって、また、次代を担う子供たちを育成する学校現場において、避けて通れないのが教師の資質の向上であろう考えます。教育のまさに第一線にいて、日々の授業をはじめ、様々な教育活動を進めているのが教師であろうかと思いますが、資質向上に向けての取り組みの状況をお聞かせください。また、校長先生などの民間人の登用、教員の人事交流についての考え方や取り組みについてお聞かせください。
次に、教育理念と方向性についてですが、今まで述べた学力の低下、不登校、犯罪の低年齢化など積極的にそして早急に取り組まなければならない課題が山積みしていると思いますが、学校教育の変革が求められている今、昨今の社会情勢を踏まえてどのような教育理念を持ち、どのような方向性で取り組まれていくのかお聞かせください。
以上のような内容で一般質問をさせて頂き、その上で前向きな検討をして頂けるとの答えを頂きました。初めてという事で大変緊張しましたが、皆様にとって必要な事柄の発言ができ、少しですが皆様にお役に立てるかな!って感じました・・・
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